話すことで見えてくる夫婦のかたち
夫とは、時々子どもの話をする。
今までは言いにくかったことも、何年か経つうちに色々話せるようになった。
わたし自身も会話することによって、自分の本当の気持ちをそのたびに知ることができて、再確認している部分もあると思う。
子どもがほしい気持ち。ほしくない気持ち。
夫婦で違いがあったとしても、決して隠さずに素直な気持ちを話してみること。
ときにはぶつかってみること。
聞いてあげること。
それを何度も何度もしてみること。
これから先どうなっていくのかは分からない。
「子どものいない暮らしが楽しくて自由でいいな」とも思うし、「自分の子どもちょっと見て見たかったな」という気持ちも今は正直ある。
だけど、そんな心の声を隠さずに時々表に出してみること。
そして目の前にいる夫に話してみること。
これができるようになったことで、私の「子なし」への悩みはぐんと少なくなったように思う。
一緒にいるときに、見知らぬ子どもがいても、「可愛いね」って素直に言えるようにもなった。
楽しい話題だけじゃなくて、ときにはこういう話をすることで見えてくるものもある。
そして、これからの自分たちの『夫婦のかたち』を築き上げていくのかもしれない。