両親の離婚は自分のバネにする
昨日、インスタライブで話に上がったことがある。
それは、過去に両親が離婚したこと。
私自身も、確か中学1年生くらいの時に(子どもだったからちょっと曖昧)、両親が離婚して、父が出て行ってからは、母と妹と3人で暮らすようになった。
その当時は悲しかったし、お父さんとお母さんがいる『ごくごく一般的な家庭』がすごくうらやましくて、ひねくれた考え方をしたことも沢山あった。
何かにつけて、「両親が離婚したから私は幸せじゃないんだ!」とか、「お父さんとお母さんが今一緒にいる生活だったら私はもっと違う道を歩んでいたかもしれない!」とか。
子どもは親を選べない。
親の離婚を受け入れることしか子どもはできない。
だからこそ、とっても辛くて、しがらみになったりトラウマになったり、引け目に感じたりすることもあるのかもしれない。
私も実際、沢山悩んだし、辛かったし、両親の離婚のせいにしてきた出来事もある。
どこか「しこり」のようになっていた部分もあって、数十年それが取れなかった。
だけど今は、自分も大人になったし、いい歳になってきて理解できる所も出てきた。
両親が離婚を選択したことが、もしかしたら良かったことなのかもしれないと思えることもある。
そうじゃなかったら、私は夫と出会えていなかったかもしれないし、今のこの暮らしがなかったかもしれない。
そう思ったら、過去のしがらみにいつまでもとらわれているのは、何だかもったいないとすら思えてきた。
きっと、両親が離婚した人で、何も思わない人なんていないと思う。
一度は辛くて悲しい気持ちになったことはあるはず。
だからこそ、人の痛みや悲しみに敏感になれるだろうし、偏見の目を持たずに優しい人になれるんじゃないかな。
私もそういう人でいたいし、両親の離婚のことなんて、過去の思い出話の一つとして、これからは明るく前向きに、そして辛かった経験も自分のバネにして、人の気持ちをわかってあげられるような、そっと寄り添えるようなそんな人になりたい。